2007年モードとエコロジーの関係/パリのシャンゼリゼ大通り・パリのイルミネーションスポット・パリのデパート・クリスマス・年末・年始
パリのシャンゼリゼ大通りに、夜のジョギングを兼ねて、ノエル(クリスマス)前から年末年始にかけてのイルミネーションを観にいってきました。

凱旋門からコンコルド広場までシャンゼリゼ大通り約2.4KMを2往復10キロの「イルミネーション見物ジョギング」です。

毎年4月開催のパリマラソンのスタート地点でもあるルイ・ヴィトンの本店前の地下鉄「ジョルジュ・サンク」駅を通り過ぎ、コンコルド広場まで、イルミネーションが輝く並木道を、世界中から訪れた観光客の表情を見ながら、走るのもまた楽しいものです。
自宅からの距離を加えると15〜17KMのジョギングです。写真をとりながら、ゆっくり走って1時間30分ぐらい。きょろきょろ観ながら走るには、よいペースです。滞在されている方はもちろん、旅行でこられた方も是非、気軽にシャンゼリゼでジョギングしてみてください。

凱旋門からコンコルド広場へは、緩やかな下りとなってますので、楽勝です。ただ、気分的には、ナポレオンに想いをはせながら凱旋門に向かってジョギングするのも悪くありません。(笑)

シャンゼリゼ2007-2008 凱旋門


2007年を振り返ってみると、モードのキーワードは、「エコロジー」でした。
かなり以前から「エコ」は、モードのコンセプトの一つとしてとらえられていましたが、「アニヤ・ハインドマーチ」のエコバッグの流行に象徴されるように、ビジネスや政策とエコのかかわりが顕著となった年であったように思えます。

実際、ギャラリー・ラファイエットデパートでもカンボジアのNPO(非営利団体)が製造した椰子の葉素材のエコサマーキャップなどが若者向けの売場、本館地下のラファイエットV.Oでフランス人のお客を中心に売れていましたし、スイスのトラックの幌をリサイクルしたバッグメーカ「フライタグ」を愛用している知人がいたり、カルフールなどの主要スーパが無料ビニール袋の提供をやめ、エコバッグの販売・普及を推進するなど、エコとモードが身近になったと感じるシーンが少なからずありました。

パリ市も左派政権ということもあり、エコ政策に積極的な年でした。昨年末のトラムのT3線の開通、二輪車専用駐車場や自転車専用道路の拡充に続いて、Velib'(ヴェリブ)という貸し自転車システムを開始し、環境に優しい政策を推進。市民の支持を得ているようです。

広告業者とお役所がコラボして、Velib(ヴェリブ)の収支も大きく黒字に達し、環境にやさしく、かつ税収入の増加という理想的な新しいビジネスモデルを生み出だし、良い結果となっているようです。



そんな2007年〜2008年の年末・年始を文字通り飾るのは、パリ・シャンゼリゼ通りの「エコ」イルミネーション。
はじめて発光ダイオードを使用して、省エネ仕様のイルミネーションとか。

ダイオードの消費電力は1W。通常の電球が15Wで、7割も省エネに成功したことになるとか。初期投資は、大きいものの、通常の電球の寿命が、約千時間のところ、ダイオードは、5万時間で、50倍。中長期的には、財政面でメリットがあるそうです。


以前は、白色と暖色系のイルミネーションでしたが、今年は、発光ダイオードの発色の関係か、紫がかった青色の寒色系。
凱旋門から、コンコルド広場の大観覧車を見ると、ブルーの流星群の中に浮かぶ宇宙ステーションのようにも見えました。

シャンゼリゼ2007-2008


パリ市のホームページによると、クリスマス・年末・年始のイリュミネーションの市内の飾り付けは、昨年の50ヵ所に対し今年は100ヶ所に。省エネ効果で、イリュミネーションが倍に増えているんですね。
日本なら省エネよくやった。でも省エネ分で、他のイルミネーションを増やしはしないだろうし、増やしたら、税金の無駄遣いだと、市民やマスコミからクレームがくるような気もします。

シャンゼリゼ2007-2008 エネルギー削減のため、初めてダイオードを使用とか。



こちらフランスは、実際的なのでしょうか、消費電力70%減なんだから、減らした分、他のイルミネーションスポットを増やして、自分たちが楽しむのはもちろん、この時期多い外国の旅行客にも美しいパリの想い出をつくってもらうのは、いいんじゃないかと、いう感じの合理的なフランス思考の表れかもしれないな、と勝手に想像しています。

また、文化的なものに税金を使うことは、良いことで、ましてや、世界有数の観光国であるフランスでは、経済効果を考慮すると、必要経費と認識している国民が多いのかもしれません。

2008年1月中旬までのパリ市内の100ヶ所のイルミネーションついては、パリ市のホームページでPDFファイルのパンフレットがダウンロードできますので、1月9日から開始のギャラリー・ラファイエットデパートの冬のバーゲン(ソルド)に参加されるためにパリを訪れる方は、パリの夜の散策用に参考にされるとよいかも。

パリのイルミネーションガイドブックのダウンロード

ジョギングする方は、シューズと安全のため夜間用蛍光バンドもお忘れなく!



本年6月に開始し、たまにしか更新しないブログですが、大変多くの方にご愛読いいだきありがとうございます。

2008年もどうぞ良い年をお過ごしください。
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パリ・デパート・イルミネーション・クリスマス・年末・年始
パリのノエル(クリスマス)から年末・年始にかけてのナイト・イルミネーションと言えば、シャンゼリゼ通りのイルミネーションが有名ですが、パリのデパートでは、パリオペラ座裏のオスマン通りのギャラリー・ラファイエット百貨店やプランタンデパートのイルミネーションを毎年楽しみにしている人も多いようです。

ギャラリー・ラファイエット2007年イルミネーション

本館とインテリア館が、「光のレース」で制作した美しいパーティードレスに身を包んでいるかのようです。

神戸ルミナリエや東京ミレナリオなどで有名なイタリア人アーティスト、ヴァレリオ・フェスティ(Valerio FESTI)さんが、2002年に「光のドレス」(Robe Lumiere)というコンセプトで ギャラリー・ラファイエットのために制作したそうです。ここ数年同じモチーフなのかと思っていましたが、毎年変えていて、本年は、マーケティング課が決定したコンセプト「ラ・ネージュ(雪)」を意識して、イルミネーション効果で、あたかも雪が降っているようなイメージを表現していました。

3350m2もの広さの木材枠のデザインに50人のアーティストが参加し、25万個の電球を使用し、150人ものスタッフで柱を組み上げたとのこと。

パリ・クリスマス・ノエル・ホワイトクリスマス

今年は、17時〜19時まで毎時10分間人工雪をオスマン通りに降らすイベントも。プレス発表によるとスノーマシンを8台設置したとか。ギャラリー・ラファイエット百貨店前のメトロの入り口に雪が少し積もっていました。気温が高い日は、泡状の液体にしか見えなかったのですが、ここ一週間は、低気温で、ちょっとした雪景色を演出してくれてました。

雪を見たことのない外国からのお客様や子供はもちろん大人も大喜び。私も故郷の北海道の雪景色を思い出しました。クリスマスプレゼントを購入するお客様で大いに賑わっているヨーロッパ一番のデパートから、「ホワイトクリスマス」のプレゼントは、なかなか気が利いたプレゼントといえるかもしれないなぁと思いました。
どこの国の人でも老若男女、白い雪景色のクリスマスの日に、夢や希望を託したことや、幼いころのなんらかの想い出が少なからずあるものではないでしょうか。

また、ヴァレリオ・フェスティさんの「神戸ルミナリエ」は、震災の年に開始し、光の芸術で打ちひしがれた人々に大きな夢や希望をもたらしたと、関西の友人に聞いたことがあるけれど、雪がちらつく中、仰ぎ見たギャラリー・ラファイエットデパートのイルミネーションも、本当に美しい芸術作品だと改めて感動しました。

毎年フランス人を中心に、お客様から熱心な継続願いのお手紙をいただくとか。コストが膨大にかかるでしょうが、来年もフェスティさんの作品を採用してほしいものです。
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