ツール・ド・フランス・ブランド・パリ・ギャラリー・ラファイエット百貨店
ツールドフランスが、明日7月29日日曜日、パリ・シャンゼリゼに凱旋します。
この最終日に、シャンパン片手に乾杯しながら走る姿をテレビや新聞で観たことがある方も少なくないかもしれません。沿道のパリジャンたちが、熱狂的な歓声をあげて、3千キロ以上を走りぬいた選手たちを心から祝福している様子をみると、パリ祭(革命記念日)の軍事パレード同様、英雄たちへの尊敬の気持ちを素直に表すフランス人気質がよくわかります。

パリ・ギャラリー・ラファイエット・デパート紳士館2階に、「ツール・ド・フランス」特設コーナがありました。プラズマTVで実況中継を観戦でき、「ツール・ド・フランス」関連商品を販売。

ツール・ド・フランス
*ほんとフランス一周ですね。自動車でも23日間で3千キロ以上も走れないです。

今年は、クリスチャン・ラクロワとギャラリー・ラファイエット百貨店のコラボで、「心臓外科のメセナ」のための限定「ツール・ド・フランス」Tシャツも特別販売していました。

また、個人総合成績1位のみが着用できる「マイヨ・ジョーヌ」、山岳賞の「マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ」、スプリント賞の「マイヨ・ヴェール」や、自転車の元祖「VELOCIPEDE」などを展示。
自転車の元祖は、ペダルがなく、地面を足で蹴って走るものだったそうです。

マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ マイヨ・ヴェール
「マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ」「マイヨ・ヴェール」 

1869年に初めて開催された長距離レースであるパリ・ルーアン間123Kmを10時間25分で走破し優勝した時の「VELOCIPEDE」が展示されていました。「馬より速かった」とのコメントが明記されていました。馬の方が速いような気もしますが、実際のところどうなんでしょう?

VELOCIPEDE

ツール・ド・フランスの第一回目の開催は、1903年。
ナント・パリ間を400kmもの長距離を1ステージで走り、休息日なしで、計2428KM走り続けるものだった、と公式サイトに書かれています。

ここ数年、1日の平均走行距離は、170キロとのことですが、山岳ステージが加わり、高低差は2600メートル。優勝者の平均時速は、第一回目は、時速25Kmでしたが、昨年は、時速40Kmと高速化しており、一日あたりの消費エネルギーは、7千キロカロリーにも達し、極限を競う過酷なレースです。

特に、黄色のジャージ「マイヨ・ジョーヌ」を身に着けることができる個人総合優勝には、山岳コースとスプリント力を要求されるタイム・トライアルのポイントを得る必要があり、陸上競技で言えば、100Mのような短距離競争と山岳マラソン、ロードレース、マラソンランナーなどの資質を兼ね備えた総合力が求められるスーパーヒーローと言えます。

マイヨ・ジョーヌ

SMAPの草なぎ剛さんが、ドラマ「僕の歩く道」で演じていた主人公は、イエローの服を好んで身に着けていました。
ツール・ド・フランスの優勝者を第一回目から全て暗記している主人公にとって、「マイヨ・ジョーヌ」の黄色は、「彼の歩く道」において勇気と希望を与え続けたのかもしれません。

最終日には沿道で観戦するのが、年中行事のようになっていますが、
フランス一周、約3千6百キロをたった23日間で走破し、達成感に満ち溢れた表情で、パリ市内を走りぬけていく選手たちの姿は、とても輝いていて、私のような「俄かツール・ド・フランス・ファン」にとっても眩しいものです。

沿道での観戦者だけでも23日間で1千5百万人。
TV放映での観戦をあわせると世界中で約10億人。

文字通り山あり谷ありの様々な困難を乗り越えて、フランスを一周して、パリの凱旋門・シャンゼリゼのゴールへ向かう折れない強い意思を持った選手の姿が、明日への活力を与え、感動させずにいられないからこそ、これだけ多くの観戦者数となり、100年の歴史を誇る偉大なレースなのでしょう。

「ツール・ド・フランス」は、歴代のヒーロや無名の選手達と観客が丹精こめて作り上げあげてきた、ある意味フランスの「ブランド」の一つなのかもしれません。
別窓 | ツール・ド・フランス、パリ自転車 | コメント:10 | トラックバック:3
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