パリのノエル(クリスマス)から年末・年始にかけてのナイト・イルミネーションと言えば、シャンゼリゼ通りのイルミネーションが有名ですが、パリのデパートでは、パリオペラ座裏のオスマン通りのギャラリー・ラファイエット百貨店やプランタンデパートのイルミネーションを毎年楽しみにしている人も多いようです。

本館とインテリア館が、「光のレース」で制作した美しいパーティードレスに身を包んでいるかのようです。
神戸ルミナリエや東京ミレナリオなどで有名なイタリア人アーティスト、ヴァレリオ・フェスティ(Valerio FESTI)さんが、2002年に「光のドレス」(Robe Lumiere)というコンセプトで ギャラリー・ラファイエットのために制作したそうです。ここ数年同じモチーフなのかと思っていましたが、毎年変えていて、本年は、マーケティング課が決定したコンセプト「ラ・ネージュ(雪)」を意識して、イルミネーション効果で、あたかも雪が降っているようなイメージを表現していました。
3350m2もの広さの木材枠のデザインに50人のアーティストが参加し、25万個の電球を使用し、150人ものスタッフで柱を組み上げたとのこと。

今年は、17時〜19時まで毎時10分間人工雪をオスマン通りに降らすイベントも。プレス発表によるとスノーマシンを8台設置したとか。ギャラリー・ラファイエット百貨店前のメトロの入り口に雪が少し積もっていました。気温が高い日は、泡状の液体にしか見えなかったのですが、ここ一週間は、低気温で、ちょっとした雪景色を演出してくれてました。
雪を見たことのない外国からのお客様や子供はもちろん大人も大喜び。私も故郷の北海道の雪景色を思い出しました。クリスマスプレゼントを購入するお客様で大いに賑わっているヨーロッパ一番のデパートから、「ホワイトクリスマス」のプレゼントは、なかなか気が利いたプレゼントといえるかもしれないなぁと思いました。
どこの国の人でも老若男女、白い雪景色のクリスマスの日に、夢や希望を託したことや、幼いころのなんらかの想い出が少なからずあるものではないでしょうか。
また、ヴァレリオ・フェスティさんの「神戸ルミナリエ」は、震災の年に開始し、光の芸術で打ちひしがれた人々に大きな夢や希望をもたらしたと、関西の友人に聞いたことがあるけれど、雪がちらつく中、仰ぎ見たギャラリー・ラファイエットデパートのイルミネーションも、本当に美しい芸術作品だと改めて感動しました。
毎年フランス人を中心に、お客様から熱心な継続願いのお手紙をいただくとか。コストが膨大にかかるでしょうが、来年もフェスティさんの作品を採用してほしいものです。